ワクチン配布の物流拠点へ 中東ドバイが名乗り[2021/01/31 23:12]

 中東のドバイが新型コロナワクチンの物流拠点として名乗りを上げました。大手企業が連携し、世界中に年内で20億回分のワクチンを配る支援をしたいとしています。

 中東のUAE(アラブ首長国連邦)にあるドバイの当局は31日、エミレーツ航空やドバイ空港などで企業連合を立ち上げると発表しました。

 それぞれが持つ低温での輸送能力や保管施設を連携させ、大量のワクチンを世界135カ国へ48時間以内に届けられるとしています。

 世界中に年内で20億回分のワクチン配布を目指すWHO(世界保健機関)の計画を支援するもので、特に医薬品の輸送や運搬が困難な発展途上国に力を入れるということです。

 発表では、「世界の最も弱い立場にある地域への輸送を担うことで、感染拡大に対する戦いを続けていく」としています。

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