イスラエル 死者のうち接種受けたのは3%以下[2021/02/10 01:04]

 世界で最も早いペースでワクチン接種が進むイスラエルで、過去1カ月間の新型コロナウイルスによる死者のうち、ワクチン接種していた人の割合が3%以下だったことが分かりました。

 ネタニヤフ首相が9日、明らかにしたところによりますと、イスラエルで新型コロナウイルスにより過去1カ月間に亡くなった1536人のうち、ワクチン接種していた人の割合は3%以下だったということです。

 イスラエルではすでに国民の40%以上が1回目の接種を受け、24%が2回目を終えています。

 ただ、感染者数は予想通りには減っておらず、8日に発表された新規感染者は7700人以上を数えました。

 また、接種のスピードも落ちてきていて、政府の掲げる来月までに国民の半数が接種を終え経済を再開させるという目標は達成が危ぶまれています。

 ネタニヤフ首相は改めてワクチンを接種するよう呼び掛けています。

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