ワクチン打ち終えた人は隔離不要 米CDCが指針更新[2021/02/12 09:19]

 アメリカのCDC(疾病予防センター)は、新型コロナウイルスのワクチンを打ち終えた人は感染者との接触が確認されても隔離の必要がないとする新しい指針を示しました。

 CDCは10日に指針を更新し、新型コロナウイルスのワクチンを打ち終えて2週間以上、3カ月以内で症状が出ていない人は感染者と接触が確認された場合も自主隔離する必要はないとしました。

 ただ現在、接種が行われているワクチンは症状が出る感染を防ぐ効果は認められるものの、ウイルスを移すことをどの程度防ぐかについては情報が限られているとして、予防接種を受けた人もマスクをしたり混雑を避けたりするなどの他の指針には引き続き従うことを求めています。

 こうした判断の理由として、感染拡大を防ぐ効果は不透明だが、ワクチンを接種してない人よりはリスクが低いとみられること、また、不必要な隔離をなくすことは個人や社会にとって利益となり、医療資源をよりリスクの高い対象に集中する必要があることを挙げています。

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