無罪評決確定し、トランプ氏が再起に向けた行動示唆[2021/02/14 18:05]

 トランプ前大統領に対する弾劾(だんがい)裁判でアメリカ上院は無罪の評決を下しました。

 議会乱入事件を扇動したとして開かれていたトランプ氏に対する弾劾裁判で13日、陪審員役の上院議員による採決が行われました。

 57人が有罪、43人が無罪に投票しましたが、有罪に必要な3分の2の票に届かず、無罪の評決が確定しました。

 有罪には共和党議員17人の造反が必要でしたが、造反は7人にとどまりました。

 共和党支持者の間で今も根強い人気を誇るトランプ氏の影響力が浮き彫りになった形です。

 評決後、トランプ氏は声明で「弾劾裁判は政治的復讐(ふくしゅう)であり、魔女狩りだった」と述べました。

 さらに、「アメリカを再び偉大な国にする歴史的、愛国的な運動は始まったばかりだ」と述べ、再起に向けて数カ月のうちに何らかの発表を行う考えを示唆しました。

こちらも読まれています