“WHOの武漢調査”に米国が懸念表明 中国が反発[2021/02/15 18:09]

 WHO(世界保健機関)の武漢での調査について、アメリカが懸念を示したことに対し、中国は「アメリカこそ国際協力を損なってきた」と反発しました。

 アメリカのサリバン大統領補佐官は13日、中国・武漢でWHOが行った新型コロナウイルスの発生源を巡る調査について、「深い懸念と疑問がある」との声明を発表しました。

 そのうえで、「調査報告は中国政府による介入や改ざんを受けないことが不可欠だ」と強調しました。

 この発表を受けてアメリカの中国大使館は14日に声明を出し、「ここ数年のアメリカこそ、WHOを含む国際協力に著しい損害を与えてきた」と主張しました。

 武漢での調査の在り方には直接、言及しない一方で、アメリカのWHO復帰については「WHOは行きたい時に行って帰りたい時に帰る遊園地ではない」と皮肉りました。

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