イスラエル ワクチン接種で発症予防効果94%[2021/02/15 23:56]

 新型コロナワクチンの接種がいち早く進むイスラエルで「世界最大規模」の調査が実施され、ワクチン接種により発症を防ぐ効果が94%に上ったことが分かりました。

 イスラエル最大の医療サービス機関「クラリット」は、ファイザー製ワクチンを接種済みの60万人と未接種の60万人を比較して調査しました。これほどの規模の調査は世界でも過去最大とみられています。

 その結果、接種を受けた人に症状が出ない効果が94%あり、重症化を回避する効果が92%あったということです。

 2回の接種を受け、2週間以上経ってから最も効果があったということです。

 イスラエルではすでに、国民の42%が1回目の接種を受け、27%が2回目の接種を終えています。

 ここ1週間で一日の新規感染者数は半分以下に減っていて、イスラエル政府は接種を終えた人向けにショッピングモールやホテルの営業再開を検討しています。

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