WTO事務局長に初の女性 初のアフリカ出身者[2021/02/16 07:39]

 WTO(世界貿易機関)の次期事務局長にナイジェリアの元財務相が選出されました。初の女性、初のアフリカ出身のトップとなります。

 WTOは15日、オコンジョイウェアラ氏が来月1日に事務局長に就任すると決定しました。1995年の発足以来、女性としてもアフリカ出身者としても初めての事務局長です。

 WTOは全会一致が原則で、日本や中国、ヨーロッパなどがオコンジョイウェアラ氏を推す一方、アメリカは韓国の愈明希(ユ・ミョンヒ)氏を推していて、半年間トップ不在が続いていました。

 しかし、アメリカで政権が交代し、方針を転換したことで決着となりました。

 オコンジョイウェアラ氏は「コロナによる荒廃から完全かつ迅速に回復するには強力なWTOが不可欠だ」と語っていて、その指導力が注目されます。

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