新型コロナウイルスについて調査しているWHO(世界保健機関)は、中国の武漢とその周辺ではおととし12月の時点ですでに1000人以上が感染していた可能性があると指摘しました。
武漢での調査を終えたWHOのエンバレク調査団長はCNNのインタビューに応じ、おととし12月時点ですでに12種類以上のウイルス株が存在し、12月より前に感染が広がっていた可能性が高いと指摘しました。
また、この時点で武漢とその周辺地域で確認された174件の症例は重症だった可能性が高く、軽症も含めると1000人以上が感染していたと推定しています。
中国当局は当初、おととしの年末に原因不明の肺炎が発生し、12月31日時点の感染者は27人と発表していました。
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