米 仮想通貨狙ったサイバー攻撃で北朝鮮3人起訴[2021/02/18 07:57]

 アメリカのバイデン政権は仮想通貨を狙ったサイバー攻撃などに関与したとして、北朝鮮のハッカー3人を起訴しました。

 アメリカ司法省によりますと、起訴されたのは北朝鮮の諜報(ちょうほう)機関が管轄しているとされるハッカー集団に所属する27歳から36歳までの3人です。

 3人は2017年から去年にかけ、アメリカやスロベニアなどの企業3社にサイバー攻撃を仕掛けて1.1億ドル、約120億円分の仮想通貨を盗んだとされています。

 また、2014年に北朝鮮の指導者の暗殺計画に関する映画を制作したソニーの子会社への攻撃のほか、2017年に150カ国以上で被害があった身代金要求型のウイルス「ワナクライ」による大規模なサイバー攻撃にも関わったとみられています。

 3人が関与したとされるサイバー攻撃の仮想通貨や現金の被害は合わせて13億ドル、約1380億円に上るということです。

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