“ロシア関与の攻撃”大規模ハッキング事件で米政府[2021/02/18 11:27]
ホワイトハウス幹部は去年12月に起きたアメリカ政府機関に対する大規模ハッキング事件について、ロシアが関与する高度な攻撃だと指摘しました。
ニューバーガー次席大統領補佐官:「ロシアを攻撃源とするハッカー集団による犯行だ。現時点で9つの連邦政府機関、約100の民間企業が被害を受けている」
この事件は去年12月、アメリカのITセキュリティー会社「ソーラーウインズ社」のネットワーク管理ソフトを導入している政府機関や民間企業に対するサイバー攻撃が明らかになったものです。
ソーラーウインズ社の問題となった製品は、政府や民間会社1万8000件の顧客に使用されていて、アメリカの国土安全保障省や財務省などが不正侵入の被害を受けています。
ニューバーガー次席補佐官は「非常に高度な攻撃」で、「単なるスパイ活動ではない」と危機感を強めています。
また、サイバー攻撃はアメリカ国内から行われたため、不正侵入の把握を難しくしたと説明しています。
被害の規模は大きく、全容の把握にはまだ数カ月以上の調査が必要だとしています。