韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は新型コロナのワクチン接種に使う特殊な注射器の生産工場を視察しました。日本ではこの注射器の確保の遅れが問題視されています。
文大統領が手にしているのはファイザー製のワクチンを打った時に先端に残る液量が少なく、多くの人に無駄なく接種できる注射器です。
韓国では先行接種国での問題点を把握し、去年から官民一体で生産体制を整えたということです。
文大統領はこれを自身が旗振り役を務める「K防疫の成功例」だとしたうえで「革新企業への支援を惜しまない」と述べました。
韓国では一時ワクチン確保の遅れが指摘されていたこともあり、文大統領としては視察で批判を払拭する狙いもあるとみられます。
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