米ゲームストップ株問題 投資家などが議会で証言[2021/02/19 13:08]
アメリカでゲームストップ株が乱高下した問題で、アメリカ議会は空売りを仕掛けたヘッジファンドや大量の買いを入れた個人投資家などに証言を求めました。
この問題はアメリカのゲーム販売会社「ゲームストップ」の株が乱高下したもので、SNSで情報交換をした個人投資家たちが大量の買い注文を入れた一方、空売りを行ったヘッジファンドが巨額の損失を出していました。
損失を出したヘッジファンドの幹部は「ネットの掲示板には我々の取引とは反対の買い注文を促す書き込みがあった」と証言しました。
一方、SNSで買い注文を呼び掛けたとされる個人投資家は「私は投資顧問でもないし、顧客もいない。個人として割安株に投資しただけだ」と述べました。
今回の乱高下では個人投資家たちが利用した株取引アプリ「ロビンフッド」が一時的に売買を制限し、これが損失を出していたヘッジファンドを助けるためだったのではとの批判が出ています。
ロビンフッドのCEO(最高経営責任者)は「そうした目的はなかった」と否定したうえで、取引の一時制限は膨れ上がった取引量に対応するためのものだったと釈明しました。