中国が“クアッド”をけん制「ターゲットにするな」[2021/02/19 15:05]

 日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4カ国の外相が会談し、中国の海洋進出への懸念などで一致しました。中国政府はこの4カ国の枠組み「クアッド」に警戒感を示しています。

 日本、アメリカ、オーストラリア、インドの外相は18日、電話で会談して海洋進出の動きを強める中国を念頭に、力による一方的な現状変更の試みに強く反対することで一致しました。

 茂木外務大臣は、中国が海警局の武器使用を認める「海警法」を施行したことに深刻な懸念を表明しています。

 この会談に先立って中国外務省は会見で「関係国による対話は何かをたくらんで特定の国をターゲットにすべきではない」と述べ、4カ国を牽制(けんせい)しました。

 さらに、このクアッドの枠組みについて「開放的でウィンウィンなものとなることを望む」と注文を付けました。

こちらも読まれています