IAEAがイラン施設でウラン粒子検知 秘密裏に実験か[2021/02/20 19:05]

 イランの核開発問題に絡みIAEA(国際原子力機関)がイランの2つの施設でウラン粒子を検知していたことが分かりました。秘密裏に申告のない実験が行われていた可能性があります。

 ロイター通信が外交筋の話として19日に報じたところによりますと、去年8月と9月にIAEAがイランにある2つの施設で実施した抜き打ち検査でウラン粒子を検知したということです。

 検知された場所は、20年近く活動がなかったとみなされていた場所で、ウラン転換作業や爆発実験が行われていた可能性があるとみられています。

 IAEAはイランからの説明が不十分だとして、近く非難する準備を進めているということです。

 おりしも、核合意復帰を巡りアメリカとイランの双方の駆け引きが激化するなか、今回の報道が事態をより複雑にしそうです。

こちらも読まれています