IAEAトップ イラン到着 核合意復帰を説得へ[2021/02/21 14:45]

 イランの核合意への復帰を目指すIAEA(国際原子力機関)トップのグロッシ事務局長がイランに到着しました。情勢の打開は厳しい見通しです。

 IAEAのグロッシ事務局長は20日夜、イランの首都テヘランの国際空港に到着し、イランの原子力庁幹部と会談しました。

 グロッシ事務局長はイランの高官らと相次いで会談し、これ以上の核合意違反を推し進めないよう説得する予定です。

 イランはトランプ政権時代に核合意を一方的に離脱したアメリカに対し、21日までにすべての制裁を解除するよう求めています。

 制裁が解除されなければ、23日以降はIAEAによる核施設への抜き打ち検査を認めないと通告しています。

 一方、アメリカ側は新たに対話の意志を示したものの制裁解除には慎重で、交渉は平行線をたどっています。

こちらも読まれています