中国外相「必ず春は来る」米との関係改善に意欲[2021/02/23 07:20]

 中国の王毅外相は米中関係のフォーラムでスピーチし、「必ず春は来る」と述べ、アメリカとの関係改善に意欲を示しました。

 王毅外相は22日、スピーチの冒頭で「冬がどんなに寒くても希望に満ちた春は必ずやって来る」と述べ、アメリカに中国との協力推進を呼び掛けました。

 一方で、「相手を封じ込めたり打倒することを考えてはならない」と指摘したうえで「こうしたたくらみは成功しないし、無駄な衝突を引き起こすだけだ」と主張しました。

 また、「我々は特定の国をターゲットにしたグループは作らない」と述べましたが、これは中国への懸念を共有するG7(主要7カ国)や日本、アメリカ、オーストラリア、インドからなる「クアッド」の枠組みを牽制(けんせい)したものとみられます。

こちらも読まれています