「香港統治は愛国者で」民主派不利な選挙制度を主張[2021/02/23 18:19]

 中国政府の香港マカオ事務所のトップは「香港を統治するのは愛国者でなければならない」と述べ、民主派が当選しにくい選挙制度への変更を主張しました。

 香港マカオ事務所の夏宝竜主任は北京で開かれた香港についての会議で演説し、「香港を混乱させる反中分子や独立勢力が選挙で統治機構に入り込むリスクを認識すべきだ」と述べました。

 そのためには選挙制度を見直して「愛国者による香港統治」を実行すべきだと強調し、民主派の当選を困難にするシステムの導入を主張しました。

 習近平国家主席は「愛国」を「国と党と社会主義を愛すること」と定義していて、今後は中国共産党の指導に従わない限り香港では議員になれなくなる可能性が出ています。

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