ギニアでエボラウイルスのワクチン接種開始[2021/02/24 15:50]
エボラウイルスの流行が宣言された西アフリカのギニアで、ワクチン接種が始まりました。
WHO(世界保健機関)は23日、ギニア南東部の町グエケでエボラウイルスのワクチン接種を始めたと発表しました。
グエケでは14日、5年ぶりとなるエボラウイルスの感染が確認されていて、これまでに5人が死亡しています。
すでに1万1000回分のワクチンが到着していて、まず、感染者に接触したすべての人と医療関係者が接種を受けます。
ギニアを含む周辺3カ国では2013年から2016年にかけて、11万人以上が犠牲になった大流行が起きていて、WHOは、こうしたことが繰り返されないよう封じ込めに躍起です。
新型コロナウイルスの感染も広がっているため、医療機関が逼迫(ひっぱく)しないかも懸念されています。