「コバックス」枠組みの初ワクチン ガーナに到着[2021/02/25 08:01]

 新型コロナワクチンを発展途上国に届ける国際的な枠組み「コバックス」による初のワクチンがアフリカのガーナに到着しました。

 WHO(世界保健機関)は24日、コバックスの枠組みを使った初めてのワクチン、約60万回分がガーナの首都アクラに到着したと発表しました。

 コバックスは世界的にワクチンの囲い込みが加速するなか、自力で調達できない発展途上国にも公平にワクチンが行き渡るよう先進国などが資金を出し、無償で提供する枠組みです。

 日本も約210億円を拠出すると表明しています。

 コバックスは年内に23億回分のワクチン提供を目指していますが、世界的な感染拡大を封じ込めるには不十分とみられています。

 WHOのテドロス事務局長は「公平なワクチンの分配が危機に瀕している」と表明しています。

こちらも読まれています