中国 ワクチン工場 海外メディアに初公開[2021/02/26 23:39]
中国政府は新型コロナウイルスのワクチンの国内最大の生産工場を海外メディアに初めて公開し、安全性を強調しました。
中国政府は去年の年末に国産として初めて承認した国有製薬大手「シノファーム」の新型コロナワクチンの生産工場を公開しました。
生産ラインは24時間体制で稼働していて、北京と武漢にある工場で年間10億回分を生産するとしています。
しかし、取材中にメンテナンスのためとして生産ラインが止められ、記者会見もすぐに打ち切られたため、取材団から不満の声が上がりました。
このワクチンは中国を含む34カ国で4300万回以上使用されていて、3歳から17歳の若年層向けにもまもなく接種を開始するとしています。
一方、シノファームは去年の年末の記者会見で第3段階の臨床試験の具体的なデータを近く発表するとしていましたが、まだ公表されていません。
そのため、フランスのマクロン大統領は4日、中国製ワクチンの情報が一切、共有されていないため有効性は不明だと警告していました。