BA親会社ワクチンパスポートの導入求める[2021/02/27 00:51]

 イギリスの航空大手「ブリティッシュ・エアウェイズ」の親会社のCEO(最高経営責任者)が海外旅行の再開にあたり、新型コロナウイルスの検査結果やワクチンの接種履歴を記録した「デジタルパス」の導入を呼び掛けました。

 IAGのルイス・ガジェゴCEOは26日に公表された投資家向けの資料のなかで「安全に空の旅を再開するために世界共通の検査基準とデジタル・ヘルス・パスの導入を呼び掛ける」とした声明を発表しました。

 新型コロナウイルスの検査結果やワクチンの接種履歴を記録したデジタルパスを巡っては、IATA(国際航空運送協会)が数週間以内に機能を搭載したアプリの配信準備が整う見込みだとしています。

 ワクチン接種を証明し、公共施設などの利用の際に提示を求める、いわゆるワクチンパスポートはすでにイスラエルなどで導入が進んでいます。

 イギリスでは早ければ5月中旬から海外旅行が再開できるとの見通しも出るなか、ワクチンパスポートの導入を求める声が高まり始めています。

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