サウジ記者殺害「皇太子が作戦を承認」 米国が認定[2021/02/27 12:15]

 2018年にトルコにあるサウジアラビア総領事館でサウジ政府に批判的だった記者が殺害された事件について、アメリカのバイデン政権はサウジアラビアのムハンマド皇太子の関与を認定しました。

 アメリカの国家情報長官室は今月26日、ジャマル・カショギ記者が殺害された事件について「ムハンマド皇太子が作戦を承認した」「皇太子はカショギ氏を王国への脅威として認識していた」とする報告書を発表しました。

 皇太子がサウジ国内で絶大な権力を持っていると指摘し、「皇太子の承認なしに当局者が実行する可能性は極めて低い」としています。

 これに対し、サウジアラビアの外務省は「このような報告書と不正確で不当な結論が出されたことは遺憾だ」とする声明を発表しました。

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