ファイザー製ワクチン「感染者は1回で十分」医学誌[2021/02/27 11:06]
新型コロナウイルスに感染した人がファイザー製のワクチンを接種した場合、2回接種した人よりも予防効果が高いとする研究結果が発表されました。
医学誌「ランセット」は25日、新型コロナに感染した医療従事者を対象にファイザー製のワクチンを接種した後、抗体のレベルを調査した結果を掲載しました。
ワクチンを投与してから19日から29日後の検査で、2回接種した人に比べて感染経験のある人が1回接種した方が高い予防効果を持っていたということです。
ファイザーは2回の接種で95%の有効性があるとしていますが、世界各地で医療従事者や高齢者などを優先して接種が進められるなど供給には課題があります。
今回の研究結果は、一度感染した人についてはファイザーのワクチンの投与は1回で十分とするもので、接種の幅を広げる可能性があるとみられています。