ファイザーワクチン「一般的医療冷凍庫でも保管可」[2021/02/27 17:53]

 ファイザー製の新型コロナウイルスのワクチンについて、一般的な医薬品冷凍庫でも保管が可能という見解が示されました。

 ファイザーが開発した新型コロナのワクチンは、これまでマイナス80度からマイナス60度で最大6カ月間保管できるとされ、超低温の冷凍庫が使用されてきました。

 輸送や管理の難しさが課題でしたが、アメリカのFDA(食品医薬品局)は25日、ファイザーが提出した新たなデータに基づき、マイナス25度からマイナス15度でも2週間は保管できるとして取り扱いの規則を改定しました。

 また、FDAの諮問委員会は26日、ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発したワクチンについて緊急使用を認めるよう勧告しました。

 このワクチンは接種が1回のみで輸送や保管の際に冷凍保存の必要がなく、接種の拡大につながることが期待されています。

 アメリカメディアによりますと、FDAは27日にも正式に承認する見通しです。

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