イスラエル貨物船爆発「イラン関連勢力による攻撃」[2021/02/28 23:13]

 中東のオマーン湾でイスラエルの貨物船に爆発があったことに関し、イランの保守派の新聞がイランに関わる勢力による攻撃だった可能性があることに言及しました。

 オマーン湾を航行していたイスラエルの会社所有の貨物船「ヘリオス・レイ」で26日、原因不明の爆発があり、船体に1メートルほどの穴が2つあく被害がありました。死傷者は出ていません。

 この爆発について、イランの保守系の新聞「ケイハン」は28日、イランに関わる勢力による攻撃だったとしたうえで、「標的とされた船は、イスラエル軍所属でオマーン湾で情報収集していた」と報じました。

 イスラエルのガンツ国防相も27日、初期評価の段階でイランによる攻撃だったとの考えを示していました。

 現場周辺海域では、アメリカがイランに経済制裁を科した2018年以降、イラン当局による船舶の拿捕(だほ)やイランによるとみられる攻撃が相次いでいます。

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