元慰安婦 韓国外相に国際司法裁判所へ付託申し入れ[2021/03/03 18:48]

 日本政府に賠償を命じた元慰安婦訴訟を巡り、韓国の元慰安婦がICJ(国際司法裁判所)で問題を解決するよう韓国外務省に申し入れました。

 元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さん(92)は3日、鄭義溶(チョン・ウィヨン)外相と会談し、日本が韓国での判決に応じないことからICJに付託することで問題の早期解決を目指すよう求めました。

 李さんは先月、「国際法により日本の罪を明らかにするべき」との考えを示していました。

 申し入れに対し鄭外相は「最善を尽くす」と応じる一方、「簡単な問題ではないため悩んでいる」と慎重な姿勢を示したということです。

 慰安婦問題を巡っては、李さん自身が原告として日本政府に賠償を求めた裁判も24日に再開する予定です。

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