中国の武漢で新型コロナウイルスの発生源を調べたWHO(世界保健機関)の調査団による中間報告書の公表が見送られる見通しです。
アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは5日、新型コロナの発生源の調査について米中の緊張が高まっていることを受けて、WHOの調査団が中間報告書の公表を見送る方向だと報じました。
調査を巡っては、アメリカが中国に対し関連するすべてのデータを公表するよう求めています。
これに対し、中国も輸入された冷凍食品の包装を媒介にウイルスが広がった可能性があるとして、アメリカを含む各国にWHOの調査団を派遣するよう訴えています。
また調査団とは別の20数人から構成された科学者のグループは、「発生源を調べるためのアクセスが不十分だった」として新たな国際調査を求める公開書簡を出していて、こうした動きも考慮されたとみられます。
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