北朝鮮 コロナ禍で制裁逃れ サイバー攻撃で外貨[2021/03/06 11:04]

 北朝鮮が新型コロナウイルスの影響で国境を封鎖したにもかかわらず、サイバー攻撃などで外貨を稼いでいることが国連の専門家パネルがまとめた報告書で明らかになりました。

 北朝鮮の制裁違反を調べる専門家パネルは5日、今年の最終報告書を安保理に提出しました。

 ANNが入手した報告書によりますと、おととしから去年にかけて北朝鮮が暗号資産の取引所をハッキングし、3億1640万ドル(約340億円)相当を盗んだということです。

 無名の暗号資産を入手した後、中国にいるブローカーがビットコインなどに変えてマネーロンダリングしているとみられています。

 また、「国境を封鎖し、出稼ぎ労働者が海外にとどまるよう助長した」とも指摘しました。

 北朝鮮が新型コロナを利用し、制裁を逃れるなどして核・ミサイル開発を続けていると懸念を示しています。

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