接種後に死亡例 オーストリアで同一在庫の接種停止[2021/03/08 02:00]

 オーストリア当局はアストラゼネカ製のワクチン接種後に49歳の女性が死亡したと明らかにしました。因果関係は不明ですが、打たれたワクチンと同じ一連の製造工程で作られたものの接種を控えているということです。

 オーストリアの医薬品規制当局は7日、新型コロナウイルスのワクチンの接種後に49歳の女性が血液の凝固障害により死亡したと発表しました。

 また、35歳の女性も肺の血管が詰まる肺塞栓症を発症しましたが、回復傾向にあるということです。

 2人はオーストリア東部のツベットルでアストラゼネカ製のワクチンを接種されていました。

 当局はワクチン接種との因果関係を示す証拠はなく、またこれまでに確認された副反応の中に同様の症状はないとしています。

 ただ、調査を行うとともに、安全のため問題のワクチンと同じ一連の製造工程で作られたものについては接種を控えているということです。

こちらも読まれています