海警法制定は「強軍思想」徹底のため 全人代で報告[2021/03/09 21:03]

 中国共産党序列3位の栗戦書常務委員長は全人代(全国人民代表大会)での演説で、海警局に武器使用を認める海警法を制定したのは「習近平国家主席の強軍思想を徹底するためだ」と述べました。

 8日の全人代で、国会議長にあたる栗戦書常務委員長は「国家の安全に関する立法措置を加速する」と述べました。

 そのうえで、海警局に外国船舶への武器の使用を認める海警法を制定したのは「習近平国家主席の強軍思想を徹底し、新時代の国防と軍隊建設をするためだ」と説明しました。

 海上で法を執行する海の警察のような役割りだった中国の海警局が軍事的な色彩を濃くしていることが明確になりつつあります。

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