接種後に死亡 規制当局“ワクチンに問題はない”[2021/03/11 07:47]

 オーストリアで新型コロナウイルスのワクチン接種後に女性が死亡した問題で、ヨーロッパの医薬品規制当局はワクチンに問題はないとみられると発表しました。

 オーストリアではアストラゼネカ社のワクチンを接種した10日後に49歳の女性が死亡し、血栓に関連する症状を起こしていたことが分かっています。

 この問題について、ヨーロッパ医薬品庁は10日、現時点でワクチン接種により同様の症状を引き起こすと示す証拠はなく、副反応の症状としても確認されていないと発表しました。ただ、引き続き調査を続けるとしています。

 女性の死亡を受けて、オーストリア当局が同じ製造工程で作られたワクチンの在庫について接種を中止したほか、別のヨーロッパの4カ国も使用を取りやめるなど影響が広がっていました。

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