米航空業界 陰性・ワクチン証明のデジタル化求める[2021/03/11 09:49]

 アメリカの航空会社や旅行会社がバイデン政権に対し、新型コロナウイルスの検査結果やワクチン接種をデジタル化して証明できる仕組みの構築を求めました。

 ABCテレビによりますと、アメリカの航空業界と旅行業界が陰性証明書やワクチン接種証明などをデジタル化し、統一するよう政府に求めました。

 政府に宛てて「アメリカはこの開発のリーダーになるべきだ」との書簡を送ったということです。

 アメリカではすでにIT企業などがデジタル証明書の開発を始めていますが、安全な経済活動の再開には政府が参加した統一的な証明システムが必要だとしています。

 航空業界などは、こうした「デジタルヘルスパス」によって、ワクチンの義務化や厳しい検疫をせずに旅行ができるようになることを求めています。

 ホワイトハウスのサキ報道官は、デジタルヘルスパスについて「今は接種した人を増やすことに力を入れていて、接種が進めば証明についても考える」と答えました。

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