新型コロナウイルスのワクチン接種後に血栓の症状が起き、死亡例も出たことを受け、ヨーロッパで一部のワクチンの接種を控える国が相次いでいます。一方、当局は接種は続行できるとしています。
デンマークは接種後に血栓の症状が起き、1人が死亡したとしてイギリスの製薬大手「アストラゼネカ」のワクチンの接種を一時取りやめることとし、ノルウェーも同様の措置を取りました。
アストラゼネカのワクチンを巡っては、オーストリアでも血栓の症状による死亡例が起き、すでに5カ国が同じ製造工程で作られたワクチンの在庫の使用をやめていました。
一方、医薬品の審査をするヨーロッパ医薬品庁は、現時点で接種との因果関係を示す証拠はないとして、詳細は調査中だとしてもメリットがリスクを上回っていて接種を続けることができると発表しました。
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