3.11に合わせ…パリで脱原発を訴えるデモ[2021/03/12 07:21]
福島第一原発の爆発事故から10年となるのに合わせ、「原発大国」といわれるフランスで脱原発を訴えるデモが行われました。
パリの広場では11日、10年前に起きた福島第一原発事故の被害者との絆を示そうと、フランス人やフランス在住の日本人らの団体数百人が集まりました。
団体は、事故直後には脱原発の動きが盛り上がったものの、この10年大きな進展がなかったことに対し、危機感を訴えました。
よそものネット・タカハタユキさん:「この問題を一生懸命にやっていかないといけないと。日本の人たちとつながり、福島の声を伝え、国際的に力を集めて、声を集めて、大きな運動にしていきたいと思っています」
フランスは原発でまかなう電力を現在の7割から2035年までに5割に減らす目標を立てています。
一方で、近年は「脱炭素」に注目が集まり、二酸化炭素の排出が少ない原発を見直す動きも出ています。