アストラゼネカ「血栓リスク増加の証拠なし」[2021/03/13 10:23]

 ヨーロッパを中心にアストラゼネカ製の新型コロナワクチン接種後、血栓の症状が複数出ていることに対し、アストラゼネカは「リスクが増加したという証拠はない」と主張しました。

 アストラゼネカは「1000万件以上に及ぶ安全性に関するデータを分析したところ、ワクチン接種により血栓の症状のリスクが増加したという証拠はない」とする声明を発表しました。

 さらに「ワクチン接種後に発症した件数は一般的に起こり得る件数よりはるかに少ない」としています。

 アストラゼネカのワクチンを巡っては接種後に血栓の症状による死亡例があったことから、デンマークなど一部の国が使用を取りやめています。

 一方、ヨーロッパ医薬品庁は現時点で因果関係を示す証拠はないとして、接種を続けることが可能と発表しています。

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