アストラワクチン停止に対し「死亡例ない」WHO[2021/03/13 15:00]
WHO(世界保健機関)は副反応で血栓を起こす恐れから新型コロナウイルスのワクチン接種が一部停止されている問題で、「ワクチン接種による死者は確認されていない」と述べました。
ヨーロッパではアストラゼネカのワクチンの接種後に血管が詰まる血栓の症状を起こす人が複数確認され、なかには死亡例もありました。
それを受け、10カ国以上がアストラゼネカのワクチンの接種を控えるなどの措置を取っています。
WHOは12日、「世界でこれまで3億回以上ワクチンは接種されたが、ワクチンによる死者は確認されていない」と明らかにしました。
一方で、新型コロナウイルスでは260万人が死亡しているとして、引き続きワクチン接種が必要だとの見解を示しました。
アストラゼネカのワクチンについては、血栓との因果関係は確認されていないとしています。