“最多”71人死亡 国軍「戒厳令」拡大[2021/03/15 23:00]

 クーデターへの抗議デモが続くミャンマーで14日、71人が死亡していたことが分かりました。一日の死者数としては最悪です。

 ミャンマーでは治安部隊の銃撃によって連日、死者が出ています。

 地元メディアによりますと、14日は全土で一日の人数としては最悪の71人が死亡し、15日も中部のミンジャンなどで死者が出たということです。

 各地でデモが広がりをみせるなか、国軍は新たに最大都市ヤンゴンの4つの地区に戒厳令を発令しました。

 すでに出ている2地区を含めた合わせて6つの地区では国軍が行政や司法の権限を持つことになるため、デモ参加者らに対する逮捕・拘束や銃撃など、さらに強硬な弾圧に乗り出す恐れがあります。

 一方、15日には4つの罪で訴追されているアウン・サン・スー・チー氏の審理が首都ネピドーで開かれる予定でしたが、24日に延期されたことが分かりました。

 スー・チー氏の弁護士は技術的な問題でビデオ会議形式の審理ができないと説明を受けたということです。

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