ソウル市の“外国人強制検査”韓国政府が撤回求める[2021/03/19 18:49]

 韓国のソウル市などが外国人労働者に新型コロナウイルス検査を強制したことに対し、韓国政府が「差別的」な要素を認め、撤回を求めました。

 ソウル市など複数の自治体は、外国人による集団感染が相次いだことを受け、管内で働くすべての外国人労働者を対象に、PCR検査を義務付ける行政命令を出しました。

 ただ、命令に対しては韓国駐在のイギリス大使が「公平性を欠くうえに効果もない」とSNSで発信し、韓国政府も「差別的な要素」を理由に命令の撤回を求める事態に発展しました。

 これを受けてソウル市は19日、「命令」を「勧告」に変更し、検査対象も危険度が高い一部の事業者に限定すると明らかにしました。

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