海外観客断念の「日本側決断を完全に尊重」IOC＆IPC[2021/03/21 09:17]

　IOC（国際オリンピック委員会）は夏の東京大会における海外からの観客受け入れの断念について「日本側の決断を尊重する」との声明を出しました。

　IOCとIPC（国際パラリンピック委員会）は20日の5者協議で日本側から海外からの観客受け入れの断念に関する報告を受けたとして、「その決断を完全に尊重する」との声明を発表しました。

　バッハ会長は大会観戦を計画していたファンや選手の家族らの失望について触れ、「本当に申し訳なく思う」と述べました。

　一方で、パンデミックに犠牲はつきものであり、日本側も簡単にこの結論に至ったわけではないとして、安全を最優先とした決定に理解を求めました。

　そのうえで、東京大会を「トンネルの終わりの光」にすると述べ、改めて開催への決意を示しました。