海外で日本の決定に失望・懸念相次ぐ[2021/03/21 12:33]

 東京オリンピック・パラリンピックでの海外の観客受け入れ断念に対して海外からは失望の声に加え、ワクチン接種の遅い日本での開催自体に懸念が示されました。

 海外の一般客受け入れ断念を受けて、アメリカのワシントン・ポストは「チケットを買ったファンや何年も前から応援に行く計画を立てていた選手の家族や友人の一生に一度になるかもしれない機会を奪う」と報じました。

 英卓球パラ代表候補、キム・デイベルさん:「大勢の人の前で試合をし、障害について知ってもらう機会だった。本当に残念です」

 パラリンピック卓球のイギリス代表候補、デイベルさんは医師として新型コロナウイルスの治療にあたってきました。

 パラリンピック選手の介助者の渡航は優先してほしいと求めています。

 一方、ニューヨーク・タイムズは日本のワクチン接種の遅れを指摘し、「海外の客を禁じたところでオリンピック開催に対する国民の不安を払拭できると考えにくい」と懸念を示しました。

こちらも読まれています