韓国・文大統領 アストラゼネカ製ワクチンを接種[2021/03/23 15:30]

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領がアストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを接種し、安全性をアピールしました。

 文大統領は23日、夫人らとともにソウル市内の保健所を訪れ、ワクチンを接種しました。

 アストラゼネカ製のワクチンは接種後に血栓ができる症状が報告されたためヨーロッパを中心に中断が相次ぎ、韓国でも血栓の事例が2件報告されました。

 韓国政府は「因果関係が明確ではない」として接種を続ける方針で、23日からは対象を65歳以上の高齢者にも広げます。

 韓国では確保しているワクチンの半数以上がアストラゼネカ製で、他社のワクチンへの変更が難しく、大統領自ら接種することで国民に対して安全性をアピールしたい考えです。

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