慰安婦訴訟が再開 賠償命令出れば新たな火種に[2021/03/25 12:55]

 韓国の元慰安婦を巡り、1月に判決が出たものとは別の裁判が再開しました。日本政府に賠償を命じる判決が出れば、日韓関係の新たな火種となるのは避けられません。

 この裁判は、元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さんら20人が日本政府に対して約2億9000万円の損害賠償を求めたものです。

 2カ月余りの延期を経て再開された裁判では、国家は外国の裁判権に服さないとする「主権免除」の原則を適用するかどうかについて原告側弁護士と裁判官が議論を交わしました。

 日本側はこの原則を理由に裁判への参加を拒否しています。

 判決は来月21日に言い渡される予定で、1月の別の裁判と同様に日本敗訴となれば、日韓関係は一層修復困難な状況に陥ります。

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