ウイグル族の人権問題 日本の「懸念」に中国反発[2021/03/25 23:17]

 日本政府が中国のウイグル族への人権状況に懸念を示したことに対し、中国外務省は歴史問題に触れつつ「日本は人権を尊重しているのか」と反発しました。

 中国外務省の華春瑩報道局長は会見で加藤官房長官らが新疆ウイグル自治区の人権状況に懸念を示したことを問われ、「日本の懸念は完全にデマや嘘に基づいている」と主張しました。

 さらに「日本が第2次世界大戦で犯した大きな罪は歴史的事実だ」と述べ、靖国問題などに言及しつつ「日本は人権を尊重していると言えるのか」と批判しました。

 日本に対して「慎重な言動を求める」と強調した背景には欧米各国の対中制裁に日本が同調しないよう牽制(けんせい)する狙いがあると見られます。

▲このニュースはテレビ朝日が開発した「AIxCGアナウンサー 花里ゆいな」がお届けしています。

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