収監中のロシア野党指導者 歩行困難訴え[2021/03/27 07:25]

 プーチン政権批判の急先鋒として知られ、収監されているロシアの野党指導者が体調が悪化しても適切な治療が受けられず、拷問も受けていると訴えました。

 ロシアの野党指導者、ナワリヌイ氏(44)は25日、背中や右足に歩行が困難なほどの痛みがあるにもかかわらず、刑務所側は治療を受けさせてくれないと弁護士を通じて訴えました。

 また、「脱走の恐れのある受刑者」に指定されていて、居場所確認のため、刑務官によって一晩に8回起こされるなどの「拷問」を受けているとも主張しています。

 これに対し、刑務所側は「ナワリヌイ氏は適切な治療を受けていて、健康に問題はない」とコメントしています。

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