北朝鮮の党幹部「米新政権はスタートを誤った」[2021/03/27 13:43]

 北朝鮮で核・ミサイル開発を担う朝鮮労働党の幹部が、朝鮮中央通信を通じ「アメリカの新政権は明らかにスタートを誤った」とする談話を発表しました。

 25日の弾道ミサイル発射に立ち会った北朝鮮の李炳哲(リ・ビョンチョル)党書記は26日付の談話で、アメリカのバイデン大統領が「国連決議違反だ」と発言したことに対し、「我が国の自衛権への露骨な侵害と挑発だ」と牽制(けんせい)しました。

 そのうえで「アメリカはICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射してもよいが、交戦相手の我々は兵器実験もしてはならないというのは強盗の論理だ」と主張しています。

 また、北朝鮮への非難を強めるアメリカに対して「新政権は明らかにスタートを誤って切ったと思う」と指摘したうえで「みだりに発言を続ければ好ましくないことに直面するだろう」と警告しました。

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