大坂選手、錦織選手ら「アジア系へのヘイトやめて」[2021/03/29 16:46]
アメリカで増えているアジア系の住民を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)をやめるよう、プロテニスプレイヤーの大坂なおみ選手や錦織圭選手らがメッセージビデオを公開しました。
ビデオは男子・女子のプロテニス協会が合同で発表したもので「協会はすべての憎悪や差別に反対する」というメッセージから始まり、世界各国の選手も参加しています。
大坂なおみ選手は「アジアの文化と人々を尊重し、愛してほしい」と語り掛け、錦織圭選手は「あらゆる差別のすべてに反対する。アジア系へのヘイトをやめよう」と強く呼び掛けています。
アメリカでは今年に入り、アジア系を狙ったヘイトクライムが急増していて、ジョージア州では男がアジア系住民が働くマッサージ店で銃撃し、8人が死亡する事件も起きています。
バイデン大統領も19日、こうした犯罪に強く向き合う姿勢を明らかにしたほか、全米の各都市でもアジア系を狙った犯罪に抗議するデモが行われています。