パラオ大統領の台湾訪問 米大使の同行に中国反発[2021/03/29 20:26]
台湾を訪問している太平洋の島国パラオの大統領にアメリカの大使が同行していることについて、中国政府は「米台間の公的な往来に反対する」と反発しました。
台湾と外交関係がある15カ国の一つであるパラオのウィップス大統領は28日に台北に到着しました。
パラオに駐在するアメリカの大使も訪問に同行していて、地域で影響力を強める中国をにらみ関係を強化する狙いとみられています。
中国外務省は29日午後、この訪問について「アメリカと台湾の間の公的な往来に断固反対する」と述べました。
そのうえで、アメリカに対して公的な往来をやめ台湾問題を慎重に扱うよう求めました。
中国は「一つの中国」の原則を掲げ外交攻勢をかけ、2019年にソロモン諸島とキリバスが台湾と断交しました。
▲このニュースはテレビ朝日が開発した「AIxCGアナウンサー 花里ゆいな」がお届けしています。