東南アジア4カ国の外相が相次ぎ中国訪問へ[2021/03/30 20:33]

 東南アジア4カ国の外相が31日から中国を相次いで訪問します。人権問題などを巡り、関係が悪化する欧米各国を牽制(けんせい)したい中国側の思惑もありそうです。

 中国外務省は30日の会見で王毅外相の招きに応じてシンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピンの外相が31日から来月2日にかけて訪中すると発表しました。

 4カ国の外相は王毅外相と会談するとみられ、中国外務省の報道官は「地域と世界の現在の情勢について意思疎通を強化し、新型コロナウイルスに関する協力を発展させる」と説明しています。

 王毅外相は1月にも東南アジア各国を訪問していて、アメリカの「中国包囲網」に同調しないよう働き掛ける狙いもあるとみられます。

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