日米など14か国がWHO調査に懸念を表明[2021/03/31 06:57]

 日米をはじめとする14カ国は連名でWHO(世界保健機関)による中国・武漢での新型コロナウイルスの調査に懸念を表明しました。

 日米やカナダ、オーストラリア、韓国など14カ国は共同声明を発表し、WHOが中国・武漢で行った新型コロナの発生源に関する調査について「外部の干渉や影響を受けない独立した調査や分析が必要だ」として懸念を表明しました。

 また、新型コロナの発生源に関する調査で海外の専門家チームによるアクセスが大幅に遅らされ、ウイルスのサンプルの提供も実現しなかったと述べ、間接的に中国側の対応を強く批判しています。

 そのうえで新型コロナの発生源の解明には「科学的で透明性が確保された専門家による調査が不可欠だ」とし、具体的にはヒトへの感染の媒介となった可能性のある動物に関するさらなる調査が必要だと指摘しています。

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