北京五輪ボイコット論に「スポーツの政治化に反対」[2021/04/01 15:56]

 在日中国大使館の楊宇首席公使は新疆ウイグル自治区の人権状況を巡って北京五輪のボイコット論が出ていることについて「スポーツの政治化に反対する」と反発しました。

 在日中国大使館の楊宇首席公使は日本の各メディアからの質問に書面で回答しました。

 国際社会でウイグル族への迫害やジェノサイドの認識が広まっていることに「一部の者がデマをまき散らし、政治宣伝に熱を上げている」などと批判しました。

 また、北京オリンピックのボイコット論については「スポーツの政治化に反対する」としたうえで、「並外れて優れた祭典になる」と自信を見せました。

 一方で、国連人権高等弁務官の現地入りについては新型コロナウイルスのため「今のところ実現が難しい」とし、訪問は「調査」ではなく交流と協力の促進だと注文を付けました。

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